生活歯髄療法
生活歯髄療法について
あてはまるケース
- 歯に明らかな穴を認める。
- 食後に物がはさまって痛い、冷たい物、熱い物が歯にしみて痛いなどの自覚症状がある。
- レントゲン写真で歯の神経(根が黒くうつる)の間近に、明らかに黒く映っている(歯は白くうつる)。
生活歯髄療法は、虫歯の状態だけでなく、神経の生活検査(アイステスト、パルプテスター)、レントゲン撮影を行い、歯髄の状態を判断して、治療方法の提示、予後も含めて進めていきます。
治療法
- 間接覆髄(歯の中にある神経の完全温存の治療)
- 断髄(一部の神経を除去して神経の温存する治療)
治療内容
- 治療する歯に麻酔します。
- お口の中にゴムのマスク(ラバーダム)をして無菌的な状態にします。
- マイクロスコープの今日拡大の下で虫歯を丁寧に除去します。
- 除去したところに、バイオセラミックの材料を埋めていきます。
この治療は、丁寧かつ時間をかけて行わないといけないので、自費治療となります。この自費治療の最大のメリットは治療回数が1~2回で終わります。
生活歯髄療法例
ラバーダムについて
ゴムのマスクとは、正式には「ラバーダム」といい、それを使うことでお口の中の菌を可及的に遮断して治療ができます。
✴処置後に、治療した歯がズキズキするなどの自覚症状、治療した歯にある歯茎の一部にできものが生じたときは、歯の神経の診断をした上で、根管治療にシフトすることがあります。