こんにちは、博多さとうBC歯科です。
おかげさまで、ここ数ヶ月は診療が忙しく、ブログの更新が久しぶりになってしまいました。。
今まで、虫歯治療、神経を温存する治療、根管治療、歯根端切除術とお話しをしてきましたが、仕上げの被せ物のお話しをしていなかったので、その話をしていきます。
虫歯が大きくて白い詰め物(コンポジットレジン修復)では、歯の形を再現が難しい時は、インレー、アンレー、クラウンなどの被せ物をする必要があります。
白い詰め物なら、即日で仕上げられますが、被せ物は一旦型取りをします。
それから、型取りしたものを石膏に流して、模型にして外注して、一週間程度して被せ物をセットできる形になります。
今では、技術が発達して、型取りをせず、口腔内スキャナーでお口の状態をスキャンして外注先にデータを送信又は、自分の歯科医院で被せ物を作製できるセレックという機械があります。
セレックがあれば、即日被せ物をセットできることもありますので、本当に便利な時代になったと思います。
セレックが削り出す材料は、保険のハイブリッド型レジン、ジルコニア、ガラスセラミックなどの白い材料です。
その中で、ガラスセラミックであるe-Maxやジルコニアは被せ物としては、現時点で非常に優れていると思います。
私が患者さんに被せ物のお話しをするときに聞かれるのが、保険診療で扱う白い材料と、保険外診療で扱いぷセラミックの違いをよく尋ねられます。
最近は、YouTube、FacebookやInstagramなどのSMSでもあがっているように、セラミックのお話しや、保険の被せ物について、多くの歯科の先生が情報を配信しています。
それらの内容は共通点が多く信頼できるものと思います。
私はそれにプラスしてお話ししているのは、
「ガラスセラミックやジルコニアの被せ物は、天然の歯と同じかそれ以上に食べかすや歯垢がつきづらく、ついても容易にとれること」
を説明しています。
この内容は本当に重要だと思います。
そもそも歯医者に行く理由の多くはなんですか?
ほとんどが虫歯ですよね!
みなさん、虫歯を治しにきていますよね。
軽度の虫歯であれば、白い詰め物でいいでしょうけど、深い虫歯のケースは大抵被せ物になっていませんか?
確かに、保険の銀歯はセット当初はいいものですが、時間が経つにつれてセット時に使ったセメントという接着剤が劣化してなくなり、銀歯と歯の間にある隙間に虫歯菌が入りやすくなります。そのため、銀歯の下は虫歯になることがあります。
セラミックの被せ物は、材料そのものがツルツルしていて、歯についた汚れも歯ブラシで比較的、容易に除去できます。
さらに、セットする時に使うのが白い詰めで使うレジンであり、しっかり密閉してくれます。
これは経験的なお話しになりますが、セラミックのやりかえを希望された患者の治療をしたときに、被せ物を外したら、土台の歯は全く虫歯になっていませんでした。
以上のことから、セラミックの被せ物は、保険で使う材料よりも虫歯になりにくい環境と言えるのではないでしょうか!
確かにセラミック治療は高価ではありますが、後々の人生で虫歯の再治療、根管治療、最悪の場合は抜歯して、インプラント、ブリッジ、入れ歯になると、時間と費用がかさんでしまいます。
セラミックの被せ物は、それらの治療のループから免れる方法の一つと思います。
当院に来院された患者さんには被せ物の知識を知ってほしくて、保険診療で使う被せ物とセラミックの被せ物のお話しをして、患者さんに被せ物の選択をしてもらっています。
この内容を読んで少しでも関心を持っていただけると嬉しいです。
もっとお話しを聞きたい方、関心を持った方は、当院にご連絡ください。